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​八ヶ岳ニュース
2010年8月16日〜17日『中一の夏IN新潟』大潟キャンプ場泊 鵜の浜海水浴場で遊ぶの巻
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珍メンバー 
受験生を残して、家族旅行は寂しいので、南歩の友達を誘った。前 からの友人サイセイとイッキ、さらに今恋人くらい一緒にいるヒビ キの4人を連れて行こうという愚行に出た。出ざるを得なかった。 斉藤さんはもともと子供が苦手なのに頑張った。 うるさい。気が利かない。何もできない。それは子供だからあたり まえなんだけど。 『子供笑うな、来た道だもの』 という訳で7時出発。一番の問題は、ヒビキが初めてキャンプだと 言う事。海で遊ぶのも2回目???かえって面白いに決まってる が、お母さんは超心配している。イッキとサイセイは結構やってる らしい。サイセイは30万円もかけて、フィジーのキャンプツアー に一人で参加している。今回は新潟の海ですけど、いいでしょう かって感じ。南歩は、春の九州縦断にも、GWのバックパッキ ングもキャンプはしているから安心?だよな? 3時間後、大潟キャンプ場に到着、海沿いのいい場所を見つけてテ ント張りとタープ張りを斉藤が指導する。
 

本当に心もとない子供達 だが、なんとか張って、早く海に行きたくて仕方ない。私は竹を二 本探して来て、松の枝に手ぬ ぐいで縛り、4つのゴミ袋をかけるの と洗濯干し場づくり。二本の竹に挟むと洗濯物は飛ばないで便利だ と後で気づく。 ある程度海遊びを見計らって、大人は昼飯を買い出しにいき、海を 見下ろせる駐車場で車のサイドウォーニングを広げ拠点を作った。 ポップアップの二階で斉藤はお昼寝。私も下でのびのびお昼寝。

珍遊び 
遊びに夢中で帰ってこないが、呼び寄せて食わせる。昼寝をする事 もなくまた海。だが、風が出て来て、波が高くなって来た。心配で 見に行くと、波打ち際で、何度も何度も波にさらわれるゴッコをし ていた。波にもまれる事もあるらしい。何でも経験して、自分で見 極めなさいと言いたいが、イッキは結構無鉄砲らしい。すでにウ オーターシューズ片方と、シュノーケルの一部が無くなっていた。 ハンケツを出して騒いでいるサイセイ、ポケットに砂が満杯になっ た南歩、大笑いしながらもっとも倒れにくいヒビキが、飽きもゼズ、波とタワムル。

 

珍買い出し
買い出しに出た。炭火焼だから、焼く物は子供達に任せたつもり が、変に金にうるさい子供たちが、刺身1パックと肉を1 パックしかかごに入れない。それで足りるの??大人は子供のあま りのけちさに、米を炊いてやる事にした。飲み物はいるだろ?明日 の朝のパンぐらい買えよ。じゃあソーセージとベーコン買って売っ てやるからな??斉藤がビールを2本買ったら、「ビール代も6等 分するの?」と不満そうだ。どんだけ世話になっているんだ。 まったく子供の買い物は当てにならないのだ。中一なんてこんなも のだなあ? まあ6人分、夕食と朝食分で6000円という安い買い物をした。 精算は絶対ビール代は引いてやるぞ。 
火起こしもなんとかでき、肉を焼くと、今度は肉はあまり好きじゃ ないと言い出す。嫌いなの?いいや好きじゃないだけ??食べない の?いや。だからさっき好きな物を買えと言っただろ?
どうもリーダーはいないし、意見は言わないし、変なメンバーだ。 いつものように斉藤な完璧なご飯を鍋で炊いてくれた。ご飯がおい しいとか感動するとかは全くないらしい。
私たちは、不便な生活を させたいと思っている。箸はスーパーでもらったものだけ。器は シェラカップだけ。洗わないとジュースも飲めない。その中で、何を得るのか、何を考えるか。でも彼らは、家族が普段与えてくれるように、豪華な食事を好きなだけ食べれるものと思っていたの かもしれない。旅ガキに育てるには先が長そうだ。

食べる事の旅 
つい二日前のゲスト内田さんの話は、旅とは食べる事が語 源だと言っていた。旅に出る事は食べること。どうやって食べる か、長期になれば、その食べる金をどうするかになる。 好きな物を好きなだけ食べている現代の子供達には、食べる心 配は全くない。駄菓子屋にやってくる彼らは、「くじで当てる」の快感を得 るために来ているのではないかと思う事がある。食べたい物はいく らでもスーパーやコンビニで買ってもらえる。だからそこでは味わ えない『くじ』をやりにくる。当たるまでやる。食べる物なのに、 中身は食べきれないので、その辺にいる子にあげてしまう。それで も、ゲーム以外の遊びができて、世代を超えたコミュニケーション が図られればいいだろう。と思っている。でも、いずれ駄 菓子屋も やめなければならない時が来るのかもなあ?

 

初キャンプの洗礼
さて、本当に海辺のべとべと暑さはこたえる。夜になってもあの涼 風はやってこない。子供達のテントは移動できないが、斉藤の判断 で、多少海風の得られる海側に車を移動させた。斉藤が二階、私は フラットにした一階に寝た。ヘッドランプを忘れて本が読みにくい のが辛い。夜中突然斉藤が「ヒビキを上に寝かしていい??」と聞 いて来た。どうも暑くて寝られないヒビキがテントから出で虫に刺 されまくっているらしい。初テントは寝られないのが定石だ。幸い 一階も広いので二人でも全く問題はない。ついでに外を観察した ら、素晴らしい星空だった。まだペルセウス流星群が見え るかも??外で寝たいのにマットを持って来ていなかった?? もったいない星空だった。
ヒビキは眺める余裕はあったかな?
そういえば、春喜と正人も中二の初めて自転車キャンプで、霧ヶ峰 で寒くて寝られないときに星空を見て、忘れられない記憶になっ たっけ。彼らは、すごいやつらだったんだな。 初キャンプでの星空はつきものかも? あとの三人は星どころか爆睡のようだった。

 

私には珍事
朝日が車にさしかかる頃、暑くなる事を見越して、車を日陰に移動 させた。今日は日差しは強いが穏やかな海になった。撤 収して海に向かう。好きなだけ遊んでください。せっかくだからと ゴムのカヌーを持って来た。みんなで膨らませて、海に持っていく と4人で乗るという。ところが、知っているはずの南歩も指導がう まくいかず、シングルパドルでの息が全く合わないらしい。そのう ち慣れないヒビキが酔ってきたらしい。半分ケンカのようになった らしく、遠くで見ていた私には、カヌーを囲んで全員で下を向いて いる子供の姿にあきれてしまった。どうしたらあんな姿になるのだろう。 カヌー好きな私と斉藤が早速乗り込んで、ちょっとみんなが行けな い沖まで漕いでみる。でも潜ろうにもクラゲ多いらしいのでやめ た。テトラポッド付近には魚がいそうだったけど。『こんな魚がい たよー』って自慢したかったなあ!

 

お昼を食べたら、どうするかの選択?
早く温泉に行きたい派と遊びたい派に別れた。(ふんどしボーイス なら、ずーと日が暮れるまで海なんだろうなとふと思った)温泉に 行きたい派に押し切られ、昨日行った温泉に子供たちは先に歩いて 行った。私たちは片付けて車で追いかけると、広間に、がちゃが ちゃで買ったストラップ付きの録音機を全員が持って遊んでいた。 あっそうか。これを買いたかったんだ。
広間で精算をして、キャンプ代と4食分で一人2900円だという と、後で親が払うという。今持ってる金でお土産を買いたいのだ。 それで残ったら払ってもいいという価値観。やっぱお金はあとから 湯水のように出てくるってことなんだな。食べるよりお土産を買い たいお子達。お土産を買う習慣のない私たちには、時間のむだだと 思うんだけど。フィッシャー マンズケープと道の駅に行った。 そして、お土産屋では、迷いに迷って2000円くらい土産を買っ ていた。家族のためと自分のためと友達とのおそろい。かわいーっ ちゃ、かわいいな。
絶滅危惧種の愛すべきガキたちよ。君たちはまだいい。いっぱい遊んでいっぱい経験して、いい大人になりましょう。 
マイアイポッドをいじりながら、爆睡に入った5人の中で(私も よ)、斉藤さん一人、最後まで運転してくれて本当にありがとう。 スキル的には斉藤さんの出る幕ではないかもしれませんでしたね。 おつかれさまでした。
南歩は、真っ赤な背中に泣きながら、また河口湖の吹奏楽合宿に旅 立ちました。

SHIRO_PAST 01
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