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​八ヶ岳ニュース

2012年2月8日〜12日『斉藤と行くGIANT MR4 台湾里帰り旅』

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●超忙しい斉藤さんの体を気遣う のんびり旅
ようやくほっとできるのだ。飛行機に乗ってしまえば仕方ないのだ。とやってきたのは台北。行き先はまだない。
とりあえず、日本人のやっている自転車屋『ギア・ステーション』に情報があるので、そこに行って考えるから、場所は確認しておくようにとの斉藤からのミッション。
私の今年の自転車旅は、斉藤が初めて付き合ってくれる台湾。いや、斉藤の仕事に私がご一緒させていただくということになるのだそう。一歩も帰って来ているので、南歩と二人でお留守番をしてもらい、喜んでいかせてもらおう。斉藤は原稿をばしばし入れて、そして帰ってからもばしばし待っているので、めまいを治すくらいの気分。だからばしばし走るのではなく、私に合わせてくれるらしい。
台湾自転車旅の経験者やかつて台湾に住んでいた友人に地図や情報をもらってあったが、あとは得意の『行きあたりばっ旅』。
4泊5日なのにホテルと航空券で4万そこそこ。けれどホテルの場所は東京駅から2分、秋葉原の裏で、新宿にも5分みたいな立地のところでした。さっそく屋台で30円の肉まんを。う、うまい。綺麗なおねえさんのラーメン屋では200円のラーメンがうまい。他に何を望もうぞ。
 

●パワーフルさにめげそう、この町で自転車に乗るの?
ホテル前で自転車の組み立て。若造とは旅してきたが、斉藤との自転車旅は初めてなのだ。怒られないかと緊張して組み立てたら、間違えてひどい自転車になっていた。
8km先の店までに走りかたを覚えなければならないが、車とスクーターの戦いにとても自転車が勝てそうにない。だって自転車なんかほとんど走ってないじゃん。はやってるって言ってたのに。右側通行にも慣れてないし、顔すれすれに車が右折してくる。そうETCも時速70キロで通過していいそうだ。すべてが早いんだ。ただ、信号はあと何秒で赤になるかを表示してくれるから、心の準備ができる。でもあと何秒で青になるかも表示しているので、加速も速い。
 

●ギアステーション取材で作戦会議 (19キロ)
曇り雨。サイクリングロード扱いの道には専用道の表示があり、撮影しながら、町並みにびっくりしながら走っていく。
台北101も見えているし、町の縁となる山も見えているので、方向感覚ができてくる。ギアステ発見。良かったー。ここまでで結構疲れたーー。日本人のオーナーさんの話しを聞く。サイクリング情報、自転車事情をいろいろ教えてくれた。地下鉄観光地図もあり、すべてのサイクリングロードが表示されている。店の目立つ所に黄色い美しいロードバイクがあった。これは日本から来た若者が台湾一周して帰って来たもの。整備して今日取りにくるそうだ。ヨーロッパで盗まれたのでここで購入したものらしい。会いたいがそろそろ出よう。疲れたので近くのファミマで休憩。台湾のコンビニはすべてファミマかセブンで八角の匂いが充満するゆで卵と、東京炊きのおでんが置いてある。川沿いのサイクリングロードに出て、ゆっくりとホテル方面を目指すことにする。今日も屋台関係の食事を楽しもう。台北の駅地下から湧いて出てきた若者たちにつられ地下に入ったら迷子になった。新宿駅みたい。歩き回って疲れ果て、夜市に行ってたくさん食べてやっぱり疲れて、近くで餃子とビールを買って帰った。
 

● 休日の台湾観光とは???
今日も明日も天気が悪い。気温11度から15度くらい。走る距離はせいぜい40から50キロだから、ゆっくり行っても一日はかからない。『走るのは明日にしよう!!』「えーーっ」本当にいいのかなあ??斉藤さんだよ??
なんか怖いなあと思いながら、観光名所、故宮博物館と台北101に登ろう。(本当は台湾一周したかったんだって帰ってから聞いたけど、九州と同じだよ!!!)
観光も疲れる。バスと電車を駆使して移動した。スクーターや車があんなに速いスピードで走る町の中には若者があふれていた。速さについていけない人はどうだろう?と思っていたらバスにいた。老人が多かったのだ。地下鉄には博愛席がたくさんあり、老人が居ない時でも空いている。普通席でも老人たちに何気なく席を譲る場面に何度も出くわした。しかし、休日の地下鉄では子供が全員座って親が立っている???
 町ではあまり観光客には出会わなかったが、故宮と101にはわんさかいた。欧米人は少なく、中国、韓国、日本が多いから、話さないと分からない。斉藤は北京語らしき言語で何度も道を聞かれていた。
今日は、ドアのある店に入ろうと地球の歩きかたに出ている店に行った。ここもおいしい!!日本語もできる。ビール飲んでも二人で1000円ちょっと。行列のできる屋台にも寄ったら、130円の麺線が最高にうまかった。いい国です。
 

●さあ自転車旅をするぞっと
輪行して、地下鉄の終点から終点までのサイクリングロードを行くツアー。かなり風景が綺麗だと聞いていた。どんどん人が少なくなって、のどかな風景が広がるものと勝手に想像していたが、着いたのは高層アパートに囲まれた町だった。渡し船に乗って、対岸から山にトレッキングに行く人もいるが、自転車の人もいる。東京で言う高雄かな?でも都心から30分と近い。自転車を組み立てて走り出すが、今日も雨と曇りである。狭い町からみると河川敷は貴重な空間で憩の場所であることが分かる。ただ、江戸川河川敷のように広くはないので、あるのはバスケやテニス。ソフトボール止まりで、サッカーのコートは一回も見ていない。
蛇行しながら、快適に走る。ほとんど平らだから天国だ。家族で自転車に乗る人、ロードの人、レンタサイクルの人など。道の駅みたいなものもしっかりしていて、空気入れなどのメンテナンス用品も用意され、サイクリンググッズを扱う露店も出ている。中心地をすぎて河口に向かう後半部分になると自転車徒歩用のおしゃれなカフェも出てくる。案内板や休憩所もよくできていた。川に出て歩くルートとして利用する人も多い。
奇異なのは女性が日よけのために顔を覆っていることだ。そんなに覆わなくてもいいんじゃないかと思うほど、完璧で泥棒風である。
 

●広々どころか、人が多すぎる観光地に到着!!たった40キロ
やっと淡水(終着駅)についたのだが、まったく想像と違う。河口まではあと10キロほどあるので往復しようと思ったが、人が多すぎてもうめまいがするー!!この人だかりを自転車で抜ける勇気がない。諏訪湖畔に人が押し寄せた感じ!!!店も連なって活気がありすぎる。すこし休んで、駅で自転車を分解し、電車で帰ろう。
夜、紀伊国屋に行って台湾で翻訳された斉藤の本『東京見便録』を探したがなかった。また地下鉄でドアのある店に行き、うまい麺を食べ、マッサージにも行かずに寝てしまった。持ってきた東野圭吾の本を読み終わってしまったので、字がないのだ。
ツアーなので、帰りはお迎えが来てお土産屋に連れて行かれた。旅ではあまりお土産を買わないが、うろうろしていたら、面白い独楽を見つけてしまった。昔からの台湾独楽は回ると音が出るようになっている。物価からするとめっちゃ高かったが、駄菓子屋店主としてはどうしても欲しい。帰ってから子供たちと遊ぼうと思う。
東京に帰って、町の綺麗さと大きさに驚く。日曜日だし、東京は広いので人の姿も見えない。甲府の駅前のイルミネーションも楽しむ人が少ない。台湾の活気と貪欲さは、日本のなくしたものの一つだろう。今町に欲しいのは活気だな。若者がうろうろする町だな。ネットやゲームの世界が中心になると、活気ある町の存在は否定されてしまうのだろうか?いやいや、たくさん語り合って触れ合って繁殖してください。斉藤さんに『来年はどこ行く??』
つれてってくださいね。

SHIRO_PAST 01
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