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おもしろゲストの皆様(店長日記)

おいで下さったゲストの中から、印象に残る方を中心にちょっとコメントしてみました。
時間がなくて、なかなかご紹介できないので、印象に残っているのに書けない事も多く申し訳ありません。
どんなときも初めておいで下さった方との出会いは楽しいものです。毎日ドキドキしながらお待ちしています

8月15日

日本一周中というシートをバイクの後ろにつけた若者が来ました。一周中にしてはバイクも衣服もきれいなので、話をしてみると、やっぱり今は実家からの帰りで、旅中ではありませんでした。
アールグレイのアイスティーの飲みながら、話をしているうち、傍らで宿題をしていた南歩とすっかり打ち解け、犬と遊んだりしているうちになついてしまったので泊まっていってもいいことにしました。食事は旅人小屋に出し、ついでに盆踊りのボディガードとして付き合ってもらいちょっと助かりました。次は自転車で来ると宣言して、灼熱の名古屋に旅立っていきました。
いい旅を!!

○月○日

トークショーに早くからエントリーし、多くのメールだけでなく、直筆のお手紙までいただいた三宅さん。女ひとりでザックを背負って駅から歩いて来るというので、楽しみにしていました。参加者ももちろん覚えておいででしょう。想像通 りの方でした。汗だくで到着したのはいいけれど、途中道に迷って、反対側に歩いてしまい、四十代にして初ヒットハイクのおまけつき。初モノづくしの暑い夏を暑くお過ごしの様でした。次の予定のハワイのセンチュリーライドがんばってね!!同じ四十代として応援しますよー。
ちなみに前回も女性ひとり旅人が多くておもしろかった。 
女性の一人旅応援委員会 片桐

○月○日

3ヶ月前からファンです。と本を二冊抱えながら興奮してやってきた若造ペアは、駐車場に入れないかというような超ロングなアメシャに乗って群馬から!!山には絶対いないようなお洒落なペアだったんです!!緊張しているところへ、トゥルルル!!のんびりスーパーカブに乗った斉藤が帰ってきました。「ああ、さっき道ですれ違った!!うちに来たの??」と驚きの顔。一緒に外で写 真を撮るとき、かわいい彼女の背の高さの変化にひそかに驚く斉藤。そう店に入るにはピンヒールのブーツを脱がなければならないんです。都会にいっても女性は背が高いだけで、脱いだときとどう違うかわからないもん。だそうです。本7冊も買ってくれてありがとう。あとで初握手を忘れた!!とメールがはいっていました。こんなかっこいい若者よドンドン山旅をしような??
かっこいい若者旅応援委員会 片桐

10月5日

1始めての遠方からの予約客にウキウキでした。武蔵野市のデイセンターからです。全部で14人と来ていましたが、一人にひとりづつ介護の方がついてました。外での食事を望まれていましたし、雨でも大丈夫かという確認もありました。まずは、指示のように机を移動。 縁側を見つけて最高というし、食事は一つづつ用意はするものの、どうも大事な順番があるようで、時間差、空間差、空間の質を介護の方は瞬時に判断し、的確に指示していました。食事風景を見て本当に納得。待てない人、寝る人、喋り続ける人、歩き回る人などひとりひとり のルールがありました。幸い晴天で、どこでもどうぞと言うと、森のブランコやバスケットで遊んだり、プライベートスペースでもくつろいでのんびり過ごしていただきました。責任者の方は、「なかなかこういう『あいまいな空間』がないんです。とても助かります」といってました。表情に現われないけど確実に快適さを味わっていただけたように思える、なんとも清々しい一日でした。ありがとうございました。

12月26日

泣きそうに暇な日が続いていたのに、なぜか大忙しの日がでした。車が道路で止まったので、お母さんに送ってもらって子供だけが元気よく入ってくるのかと思ったら、大きなザックを外において入って来たのは若者。原村のカナディアンファームからヒッチハイクでやって来た爽やか青年でした。ハセヤンのところで建築修行中で、カナダで犬ぞリのガイドをしていた犬好きでもある。しかも、乗せてくれた女性も後から入って来ました。なんと、たまたま乗せてくれた方が、前からうちの店に来たいと思っていた方で、さらにだんな様に電話をかけて、呼んでしまったのです。うちのゲストは本当にいい人が多いので、居合わせるとすぐに話が始まってしまうことが多いのですが、人なつこい南歩もいて、大いに盛り上がりました。
ヒッチで来た人は、三宅さんに続いて二人目??最も遠いところから歩いてきた方は松本から、自転車やバイクで遠いのは日本縦断中の人、車では愛媛が一番遠いかな??

みんなすごい!!!!ありがとうございます

5月19日

月曜日だと言うのに朝からゲストが来ました。
午前中ほとんどゲストは来ない店なので、一応「OPEN」看板は出していますが、準備も十分でなく、斉藤がいるときはのんびり珈琲を飲んでいたり、畑に出ているときが多いのです。最初に顔を見せたのは旧知の方、足を若干引き摺っての凱旋です。野辺山のウルトラマラソン7度目の完走。おめでとうございます。

その他、旅の途中の方々もおいででしたが、時々やってくる近所の”働くのがあまり好きでないらしい大学講師”もやって来ました。こちらは駄 菓子コーナーのゲストで、コストパフォーマンスの高いスルメを楽しみにやってくる。駄 菓子総額130円のお買い上げ。こういうゲストが来てくれるのが誇りです。

午後になって、山梨でのテント興行を終えた木暮大サーカスのマルちゃんがやってきました。モンゴルサーカスにも、 ボリショイサーカスにも出ていた元気印のマルちゃんの話は世界レベルです。ちょうど近所の華ちゃんもいて一気に盛り上がりお茶だけで4時間??。正直なマルちゃんに乗せられてか、みんなで人生を語ってしまいました。西表島でオフを過ごしたあと、7月から秋田での興行だそうです。マルちゃんの芸見たいなあ !!また会いましょう。

8月26日

 

チェロ弾きのカシャがコンサートの打ち上げで、ゲストをたくさん連れてきてくれました。北杜国際音楽祭の打ち上げなので、クラシックの音楽家さんたちで、外国の方も多く、半分は英語??なかなか英語を喋ることが出来なくて残念です。
 

斉藤のことも知らない方々ですし、アウトドアとはかけ離れた方々なのに、この空間をとても気に入ってくださって嬉しく想います。 いつもの岩塩焼き鳥やシェラカップカレーなどですが、『このカップはいいねえ』とシェラカップをほめていただきました。バケツプリンも好評でした。



●また、今年の秋も知的障害者施設の方々が来てくれます。春、秋の恒例のお客さまです。こちらも、斉藤のことをまったく知らないかたがたですが、いつも楽しそうにしていただいて、本当に嬉しいです。
知識でなく、言葉でなく、身体で感じる快適さが私の空間作りのテーマです。
汚してはいけない高価なものより、人の手垢で美しくなる風景、人の使い勝手で変わる風景がいいのです。それはよりチープで(手に入りやすいもの)で、より自然なものかもしれません。
次はかまど小屋をつくりたいのですが、いつになるかはわかりません。



●木暮大サーカスのマルちゃんからメールが来ました。元気そうです。良かった。ありがとう。
山帰りによく寄ってくれる静岡の青年が、森にテントを張っています。彼女と別 れたのを期に山を走り出し、長谷常杯に出るために訓練中だそうです。毎週のように山を走っていたら足を痛めたようで、今週は休息にいらしたそう。ポニョと楽しそうに遊んでくれたり、一歩と大学の話をしたり、我が家にとってもいいゲストです。たまたまその時いらした、かつてのボーイスカウト青年も加わって、薪で露天風呂を沸かし、いい夕暮れ時を味わいます。自分のことは自分でしっかりできる。他人に気を使わせない本当にいい青年です。
(ちなみに、キャンプはいつでも出来る訳ではありません。日により、メンバーによりますが、原則としてドッグランになります) 



今、カベルナリア吉田さんの『沖縄自転車』を読んでいるところですが、お世話になったことはないけど、もしかして、うちは沖縄のゲストハウスに似てるんじゃないかな!!そんな空間になったらいいなあと想っています。冬休みを使って、南歩と視察に行ってこようっと!!!

08年9月26日



「自転車で旅をしてるんですけど、テント張らしてもらえるんですか?」と電話があった。滋賀から来てるらしい。滋賀からここまでとはすごいと思っていたら、もう5ヶ月も旅の最中らしい。毎年半分を自転車の旅に費やしている旅人だった。冬場は日本酒を作る蔵人。旅をするための職業として何がいいか検討した結果 出した結論らしいが、非常に理にかなっていて、追従者も増えていると言う。名前をと聞いたら『NG』。NO GOODではないらしいが。山登りも好きで南アルプスを目指していたが、雨の為暇な店の中で一日中ポニョと遊んでいた。ねぶた祭りと郡上踊りにハマっていて、日本に居るときはそれは欠かせないらしい。カナダとニュージーランドもいったそうで、来年は海外を予定しているそう。一緒に旅してくれる女子(嫁?)を求めている様です。どなたかいかがですか??けっこう人なつこい系のいい男ですよ。 写真はないけど。

2009年6月8日


斉藤からの電話は、「今、美濃戸口に着いた。これからバスと電車で帰るけど、山であった女の子が店に行くって言ってたよ。僕は着くのが5時半頃になるから、その頃ならあえるって言っといて!!!」斉藤得意の旅先の女子ナンパです。

店で小学校の『おはなし屋』仲間と盛り上がっていたら、外に汗びっしょりの女性バックパッカーが立っていました。斉藤が言っていた女子らしい。
どこかの「ナマリ」のある素朴な話し方が逞しい体躯にお似合いでした。今日は時間があると聞いて、泊まっていったらと誘ってみました。もっと話したいと思わせる女子です。
 

彼女に店番を頼んで、斉藤を駅まで迎えに出ることにしました。
車の中で、彼女の話をしたら、斉藤は一言しか喋っていないと言う。つまり私の方が先に友達になったらしい。斉藤の記事を読んでは斉藤の真似をしてきたと言う彼女。旅も自転車も、そして山旅も。


福岡県の柳川出身の佳余ちゃんは、今回TEAM SHERPAに来たくて八ヶ岳を北から南まで単独縦走し、 さらに長坂から歩いてやってきた「つわもの」でした。仕事場は北アルプスの山小屋。あいにくうちの旅人小屋は、かまど小屋つくりの為に来てもらっている棟梁本田君が使っているため、テントを張ってもらった。本田君の彼女も来ていたので、みんなで炭火焼きパーティーにしました。斉藤は久々の山旅が快適だったようで機嫌が良かったのです。


外めしは、人柄が良く出ます。自分が何をすればいいのかを心得ていて、話したり立ち居振る舞いを見ていると良くわかります。
こんなにはつらつとして気持ちのいい女子は久しぶり。ついつい余計なことも話してしまった気がするけど。こんな子なら、嫁にもらっていいよ。一歩!! 9歳年上だけどね。
次の日の帰り際にお礼の絵葉書を残してまた山に向かって行きました。

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​かよちゃん

2009年7月3日〜7日

また、元気な女子アチコちゃんがやってきました。今度は長期旅人ライダー。北海道北見出身。日本一周中二年目の旅人。長期旅人は、態度が違うね。まずは、100円のお茶をセレクトし、駄 菓子をふんだんに買い込み、ほおばる。うちのことは以前泊まっていった青年に聴いたそうだが、斉藤のことはほとんど知らない様子でした!!!。旅人小屋をたいそう気に入ってくれて、草刈りや子供キャンプとのバーターの宿泊5泊とカレー。梅雨まっただ中で天気は悪く、撃沈ぎみでしたが、250ccのバイクも撃沈させ、斉藤のスーパーカブを借りてでルンルンしてましたね。子供達がキャンプしたいと言うので、アチコちゃんに面 倒を見てもらうことにしました。しかし、ゴエモン風呂は、なかなか火が安定せず、コッヘル御飯炊きもちょっと苦手の模様。二年玄米を持ち歩いて一回も炊いてないとのこと。もっと火遊びしましょうねえ。もっともっと安く、楽しく過ごせるかもよ。最後に私たちの似顔絵を残していきました。いずれ本も出したいとか。頑張れ!!アチコ!!!
 

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​アチコちゃん

2009年8月14日15日

今年で3年目?お盆の人本田くんが連絡もなく登場。自称日本一周ライダーでありましたが、今回は自転車旅デビューし、名古屋から4日かけてやってきた51kgの痩身青年です。 南歩や鷹冬 などの子供達とのコミュニケーションがスムーズで、とっても楽しそう。一緒にゴエモン風呂を炊いて、次の日の魚つかみ取り大会の手伝いをしつつ、むしろ一番楽しんで、輪行で帰っていきました。 25才の旅好き青年よ。旅して悩んで、いい人生にしてください。

2009年9月末

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​本田くん



ヒゲづら色黒のリトルカブマンが駐車場に乗り付けました。藤原カンイチさん48歳。世界二周後、今国道、道の駅全踏破10万キロの旅だそうです。立ち話から、ちょっと話が深くなって、手相を見てもらってり、なぜか愛について語ったり。旅を糧にできるやつとそうでないやつの話も盛り上がりました。
そして、カンイチささんが道の駅であったと言うNGが入れ代わりにやってきました。 去年もこの時期、テントでここにいました。冬場は酒を作る杜氏さんをし、のこり半年間は必ず自転車旅を続ける彼は、一つの目標、人力100名山登頂を果 たし、ここに来てまた雨の撃沈でした。最後の富士山も自転車でのアプローチから徒歩での登頂を熱く語ってくれました。すべて人力の人は他にいないでしょうね!!!おめでとうございます。また新たな目標を見つけるのでしょう?そういえば、探していた、一緒に旅をしてくれる女子はまだ見つかってないようだね。

2009年9月末

電車を上りと下りをまちがえ、真っ暗になってやってきたバックパッカーは、超動物好きの好青年。しかも斜め45度の涼やかな目もとのイケメン。八ヶ岳登山のあと、ゆっくりしていってくれました。 焚き火は何とかできましたが、ゴエモン風呂は自信がないので、次回の課題となりました。何人かいると楽しいのですが。斉藤フャンなら、きっといい獣医さんになるでしょう。二年後の目標は自転車日本縦断です。といってまた歩いて行きました。歩く人を見送るのは特別 です。 



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​めざせ獣医さん

2009年11月

●2009年11月
『カブに乗るクマ』さんがきました。バケツプリンをにこにこ完食。『カブがあまりにもかわいそう』写 真が残っています。カッパを着て、ビニール袋の靴カバーをしようとするんだけど、カブがゆらゆらして独りでは支えられないくらい。 カベルナリアの自転車なんてものではないかわいそさ。 今度写真みせるね。


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​リトルカブのクマさん

2009年11月



11月になって、めっぽう寒くなってきたが、陽射しがあるときは外遊びができるので、駄 菓子屋へ来た子供達にトラロープをわたしてみた。もともと『夢の丸太小屋に暮らす』の編集長が小屋を作るはずだった基礎部分を使ってターザンロープができないかと思っていたからだ。 子供達はいろいろ工夫した。タクミ、タイカ、ユウキ、ダイチ、タカト、ハルカ、ナンポなどがでたり入ったり。そしてときどき来る高校生も加わって、のこぎりをかせとか、もっと長いロープが欲しいとか言いながら、木に登っては失敗して落ちたりしていた。せっかくだから滑車を買ってあげた。今トラブルがあって困っているようだが、きっとできるはず。めっちゃ楽しみである。
 
ゲームなどせずに寒風の中、目をキラキラさせながらやってくる子供達に、思わずにんまり。こういう時間が宝物なんだといつ気づいてくれるんだろう。
ところで、ポリバルーンの新記録がでました。ユウキの作った直径55cmは現在、ショップレコードです。八ヶ岳Newsをどうぞ!!

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2009年12月

夕方、最近遠方からのお客さんの数がめっきり少なくなり淋しいなあと思っていたところ、若い女の子が一人で車を運転してやってきました。いろいろ店内を見ていたので雑貨に興味のある方かと思っていましたが、他のお客さんとの話の合間、囲炉裏に席を進めたら、腰を落ち着け話出しました。『わたし、バックパッカーになりたいんです』これだけで、話がはずむこと間違いなし。どうも独りでインドに行きたいとのこと。独りインドの女性は何人か来てますが、「このままでいいのか私???」みたいな危機感を行動に移せる女性は本当にかっこいいです。私がカシャに学んだことを、彼女にも伝えたいと思います。やりたいと思う強い気持ちは、いろんな壁を崩壊させますよ。そして必ずや追い風が吹いてきます。頑張れ!!旅女子。

●お月さま手ぬぐいをもって世界一周に行ってくれている稲垣さんからときどきメールが届きます。マイアミでテング熱を患い入院したそうですが、今はメキシコで楽しんでいるとのこと。南米を終えたら帰ってくるのではないでしょうか?



2009年12月28日


近所の農業をやってる友人徳永さんが外人を連れてやって来ました。
わたしは英語が苦手ですが、よく外人さんを連れて来てくれます。 ウーファーというシステムで来た外人さんたちです。ゲストルームを解放し、野作業を手伝ってもらうそうです。オーストラリア人とフランス人のペア。フランス人のヨハンとララは、母国から車で大陸を横断し、途中からママチャリになり、日本は和歌山からチャリで東京入り、寒い代々木公園で4泊して徳永さんの農場にやって来た。斉藤と旅の話で盛り上がり、今後の旅の相談をしてました。かまどのあるうちのゲストハウスやゴエモン風呂にも興味を持っていました。囲炉裏でせんべいを焼き、お焼きを食べ、犬たちと野球をして遊びました。彼等のことはyesファームのブログに詳しいです。

2010年

いろいろなお客さんが泊まってくれました。ありがとう。
女性陣に評価が高かったのは、黒ラブと女性陣をたくさん連れて来てくれる中村クンです。心配をよそに、焚き火料理の七輪料理、ダッチオーブン料理のオンパレード。五右衛門風呂もマスターし、TEAM SHERPAを存分に遊んでくれる頼もしい人です。なんと竪穴式住居の話をしたら、大学で考古学をやってました。興味を持ってくれて、手伝ってくれてます。模型作り、檜の間伐隊に参加。これからもよろしくお願いしまーす。

2011年1月

山小屋の中でも相応こだわった建築の雲の平山荘の伊藤さんが来てくれました。『黒部の山賊』を書いた伊藤さん息子さん。インテリ小屋主のようで、ぜひゆっくり飲みたい人です。また来てください『フィールドライフ2010年秋号、冬号』にくわしいです。建築論を戦わせると面白そうです。私とはアプローチの仕方が逆かも。尊敬します。

2011年3月7日

私の休みは明けても、この季節には旅人は少ないものです。今日は昨日の暖かさとはうって変わって雪が降って真っ白な風景です。のんびり雑用をこなしていると、真っ赤なジャケットを着た”ずぶぬれのイケメン”が外にすっくと立っていました。そういえばメールをもらっていたのを忘れてました。ますます切れのよいシャープな顔つきになって帰って来た海猿伸吾クンです。去年のあの事件の直後、尖閣諸島に一ヶ月と言ってたので心配でしたが、相変わらず、山も好きで孤高の雪山行きを続けているようです。
俗世間の女子とはなかなか趣味があわないようで、こんないい男をほっとくなんて、女子の目は節穴です。海猿なんて卓越した体力と正義感あふれる精神の持ち主に決まってますが、話していてもそれがよくわかる素直さ。今年から海の男修行の一歩と話をしていただきました。いい大人にたくさん刺激を受けている一歩はしあわせです。(受け過ぎかも)今年の夏は雲ノ平山荘に「黒部の山賊」を買いに行きますと元気よくお別れしました。いい仕事といい旅を!いいご縁を!

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​海猿さん

2011年8月13、14日

屋根屋の竹内クンがやってきました。ホームステイ中のジム(フロムアメリカ)そして学クンちのアベル(フロムハンガリー)もきた。自転車おじさん二人組もいるのでテント泊です。とりあえずお腹がすいたというので『夏めん』をお出しする。外人にはどうなのだろう。替え玉のご飯も含めて完食。オ=ケ=
私の手作り味噌が好きと言うジムのために、畑のキュウリに添えて出す。魚のつかみ取りのときには編笠岳登山に行ってましたが、帰って五右衛門風呂のあと、盆踊りに誘いました。たけうち妻にも浴衣を着せて、みんなで満月の明かりだけの真っ暗な道を歩いて、近所の公民館に行きます。櫓の提灯明かりと高根音頭が近づいてくる。私は広場に入るなり踊りだしてしまいました。アベルを誘い踊りを教えると輪の中に入って、会う人会う人にどこからきたのか聞かれていた(たまたま来ていた市長とも踊っていた)し、ジムは英会話の得意なおばさんに捕まっていた。そして、私もみなさんから、お客さんですか?と聞かれ、国際的でいいよ。と言ってくださいました。
今度から外人さん旅人は、宿泊タダにしよう!!!

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竹内チーム

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ジム

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アベルとマイ

2012年4月25〜26日

トークショーが終わってゲストの平野勝之が泊まっていた。雨で停滞していたが、ほとんどイオで寝てたかな?今日は快晴で青い空が広がっている。今日はここから麦草峠を目指すのだ。のち無事峠越えの連絡が入った。
斉藤の元へ電話が入った。南歩との九州縦断旅のときに佐世保であったアイラちゃんが犬連れヒッチハイカーとしてここにやってくるというのだ。夕方になるだろうというが、ヒッチハイクがうまくいったようで、間もなく高速のバス停にやって来た。迎えにいくと20kgのザックをしょった女子が黒ラブを連れて立っていた。旅人として完璧な女子だった。斉藤の犬連れバックパッカーを読んで旅を始めたそうだ。
次の日、畑を手伝ってもらって、今後は修験道の道である大峰山脈の「奥駈道」に行くそうだ。女人禁制の場でどう楽しんでくるのか???
いずれ本にしたいそうだ。アイラちゃんとハナの名前は覚えておこう。
きっといい本を出すだろう。

次の日、撮影にきた山下晃和に『本を出すのは難しいよー』と脅されていた。彼自身初の単行本が出るそうだが、この時代本を出すのは斉藤でも難しいのだよ。

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アベルとマイ

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山下晃和もきた

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アイラとハナ

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ハナがサンポに見えた

2014年5月5〜6日

GW中、いろいろなお客さんが来てくださったのですが、中でも面白かったのは、幸(ゆき)さん。

旧知の後藤さんから日本一周中の自転車旅人がいるけど5日は泊まれるかの問い合わせがあった。先客はあるけど,自転車旅人は超ウェルカム。バナゴンもイオもあるのでどこかに泊まれるはずだが連絡がない!当日3時ころ白州道の駅から「行くよ」と電話が入った。南方系のなまりに、近所のおっちゃんのような話し振りは、決して若くはない。店にいたみんなで、どんな人が来るのか楽しみにしていたら、再び電話で、パンクしたからすぐには行けない。でもがんばってみる!みたいな事を話された。訛が強いので、だいたいそんな感じだと思う。

他の女子を温泉に連れて行く関係で、あとを斉藤に任せたら、暗くて今の位置はわからないし、坂はきついし、雨は降っているし、地図もなくて、困っているらしい。『しょうがないなあ、次は駅に向かって』『次はIC目標に』『セブンイレブンから1.2キロ』5回ほどの電話。途中「いや、どっかでテント張りますわ」と泣き言が入ったが『ご飯作って待ってますから、来てください』と。ちょっとイライラ?。先客の松美母娘とどんな人かを想像してみる。斉藤は60代か70近いかもと想像。絶対年上だね。私たちはあったかいごま味噌鍋を用意して待っていた。すると真っ暗な中、ライトが頼りなげに近寄ってきた。トレーラーを引きながら、黄色いのぼりも鮮やかな青いおじさんがやってきた。ふーー。『よく来ましたねー。まあ暖かい物でも食べて』「いや、まずは息を整えるわ、水下さい」

へとへとである。
愛媛県今治市、幸 克人(ゆき かつと)69、4歳。斉藤の予想はぴったりだった。65での定年後、何でも中途半端な自分にも、何か残せないかと67歳ではじめた自転車旅。四国、九州、日本一周と広げ、二回目の日本一周に挑戦している。テレビ新聞などで、地元では有名らしい。市長の親書を懐に、とりあえず姉妹都市太田市を目指すらしい。時間は十分ある、急ぎはしない旅だ。疲れきった身体にお酒をたくさんしみ込ませ、イオの焚き火であぶられたままシュラフも出さずに幸せ寝をしてしまった。小さな身体に秘めたパワーに感激である。松美母娘とともにたくさん語り合い、「忘れられない経験をさせてもらいました。ありがとうございました」と言って、午前11時30分県道28号をさっそうと下って行った。

甲府を経由して八王子から太田市への道をたどります。お酒が好きすぎて嫁に逃げられた幸さん。見かけたら応援しましょう。

2015年7月11〜12日

ヤニック・ルイスがフランスから自転車でやって来た。いろんな人を送り込んでくる後藤さんの紹介。ついでに定年と同時に自転車世界一周に出た高島さんも神奈川から同行。
いろんなご飯を食べ、五右衛門風呂に入り、その後、乗鞍を越え、高山、富山方面、京都、広島、北海道、富士山などを回り、今どこかな?

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幸さんと松美母娘と

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へとへとの幸さん

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その前のおもしろゲスト 
・初期の忘れられないゲスト岩掘、飯島ペアはいつも楽しい。
・八ヶ岳通信でも紹介した「自転車図書館男」は有名です。
・バイクで北海道から2回も来てくれた木村氏。
・愛媛県から母娘二人で2回きてくれた福田さん。
・愛犬まりちゃんをニ代に渡って連れてきてくださる竹内さん、ニホの急逝の時すぐに花が送られてきてびっくりしました。
・南アルプス市から自転車でいつも来てくださる山口さん米山さん
・ただ者でない母子旅人の山崎さん。出産の自分への御褒美がボルドーストーブというのが凄い。(今年は初めてお父さんもトークショーに参加)鉄ちゃんのお父さんに南歩も大喜びでした。
・
………書ききれません、みなさんありがとうございます。

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50歳で坊主になった店長(2009年)
コツメカワウソと呼ばれました

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