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​八ヶ岳ニュース
2010年9月4日、9月11日『2010年 猛暑の過ごし方……二題』
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●9月4日 世界初の水上ベーゴマ大会
言わなくてもわかるとおり暑いので、ベーゴマ大会を川でやろうよ?と子供に持ちかけた。でも子供達は 、「ダったらやめる!!!」と言い張る。「だって川に落ちたら見つからないモン」「でもちょっとだけ涼しいところいこうよ」と半ば強引に、川の側の日陰に台をもっていく。でもどうしても川の中でやりたい私は、川の中の岩に台を置き、裸足で川に入る。いやいや子供らも入り、緊張しながら投てきする。落ちた!!でも意外と光ってすぐ見つかることに気づく。その調子。
まいどベーゴマ大会の参加者は少ないが、こんな楽しいことをなぜやらないんだろう。川の流れの中に足を浸しながらのベーゴマ大会は、海斗の初優勝。楓人の初の準優勝。初ものづくしでおめでとう。

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●9月11日
いつものベーゴマメンバーが来た。お客さんには言い続けてきた川の上のハンモックをやってみる気にやっとなった。だってあつくて何もする気にならないんだもん。
ロープは買ってあったので、心もとない小3二人と、メジャーでハンモックの全長をはかり、すぐ脇の川に出動。
店の入り口には黒板に『川にいます、店主』と書き置きしてきたからお客さんが来たら川に来るだろう。
ロープの長さを確認し、大人でも抱えられない大木にロープを回し、いくつかこぶを作って、調節できるようにする。対岸は、足場も悪く、子供達に崖を登らせてロープを回してもらう。うまく行かない。こっちはふた抱え以上もある大木だ。石を結んで投げても木の叉には通 らない。そんなときカブの音がすると思ってみせに帰ったら鈴木みきちゃんが自著の新しい本を抱えて来ていた。叉じゃなくても輪にして回せばいいとアドバイス。

大成功した。

​八ヶ岳ニュース
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●長男一歩は、
「僕の名前は、一高で歩くという意味です。そのためにこの高校を選びました」と面 接で言っらしい。
それを先生が覚えていたのか、2年の時、北海道の北見北斗高校で70kmを走る学校代表に選ばれた。今年は北見北斗高校の生徒を迎える番だ。北海道でお世話になった池田君が代表としてくることになったと知って一歩は、大喜び。 一歩は昨年、慣れない場所で精神的に大変なところ、池田君に大いに救われたのだった。今回のコースは、平坦な北海道と違い1000m以上も駈け登る難コースで、距離も長い。一歩は他のメンバーと50kmランなどの練習をしてきたが、直前に北見チームと一緒に走ることにしたらしい。

●親としてはどう支援する?? 
一年の時は、サポート隊として、韮崎で夜中に4時間ほど誘導をした。まだまだ 20kmの地点では、脱落も少なく、ウルトラランナー倉田さんのサジェストで「須玉 までは歩け」と言う作戦どおり来たため、ほとんどビリだった。本当に完走できるのだろうか?とハラハラしたが、店で連絡を待つ私に来た電話は、上り坂で300人以上を抜き46番で完走したというものだった。
その後、北海道での完走経験を経て、今回は自信たっぷりだった。しかし、天気予報はちょうど走っている夜中の時間だけが大雨だった。高校側の判断にゆだねるしかない。北海道から招待している以上中止はないだろうが、危険と見れば延期でなく中止になる。

●野辺山検印所に朝4時から待つことに
それ以上早くは来ないだろう。結構待つのを覚悟に3時起きした。 今回はおにぎりを4個持たせて、野辺山で 補充する。夜も明けるから、ヘッドランプやいらないものを受け取れるはずだ。

●いざ出発
ラジオとHPは直前まで、「実施する!!」 と伝えていた。雨対策は万全だ。午後10時カッパを着た男子生徒たちがどっと走リ出す写 真がHPにアップされた。

4時前にバナゴンで出発し、コースを辿ってみた。まだ、生徒はほとんど見当たらない。真っ暗な中、誘導のボランティアが雨に濡れている。たまにいる子に声をかけると「アリース」「……」「えー」といろいろ。上り坂はつらいのだ。野辺山に着くとまだ3人しか通 過していなかった。当分来る訳ないだろうと、バナゴンで寝る。お茶を沸かして飲む。そろそろ見てこようとコースをもどってみると一歩たち3人が走ってきた。厳しい表情だ。

検印所にもどって迎える。午前8時。ここでは父兄の手づくりしじみ汁がいただける。最高地点の検印所では、みんながへとへとだった。びしょびしょのカッパを脱ぎ、下り体勢に変えるのだ。一歩は大丈夫のようだが、池田君は腰がつらい。山本君も話す気もない。しかし決して座ることもせずに出発した。 ここからは下りだが、しばらく足には辛いはず。

●彼の目的は自己ベストではない。
一歩の表情でわかった。彼は二人をどうしても完走させたいんだ。池田、山本も根性があった。負けず嫌いだった。あとで聞いたが、厳しい坂やアップダウンの多いところは足をいためないように歩き、安定しているところはみんなで走る。私たちは野辺山で帰ろうと思ったが、12時までにはゴールしそうなので、一度家に帰り店の開店時間を書き、犬の散歩をして、再びゴール地点に行き、ゴールを見届けることにした。斉藤も興奮ぎみ。

●絶対完走できるはずだが、顔をみるまでは心配。
意外と静かな感動ゴールをした。二人にはもう会えないだろうから 彼等に記念の手ぬぐいをわたして急いで店に帰る。一歩はバスに乗って、甲府の学校に一旦もどり、また電車で帰ってくる。バスでは当然瞬時に曝睡だったらしい。足を引き摺って帰ってきた。 結果は自己ベストの20番台。また300人以上を抜いてたことになる。 今回来てくれたOBたちのように、一歩たちも来年のこのときはここにいるだろう。池田君と山本君も東京の大学に入ったら、一緒にここにいるかもしれないね。来年が楽しみです。

SHIRO_PAST 01
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